コーフボールとは– オランダ発祥のニュースポーツ –

コーフボールとは

コーフボールは1902年、オランダで生まれたニュースポーツです。
教師のニッコ・ブロークフィセ氏が、少年と少女が混合で楽しめる屋外スポーツとしてバスケットボールのルールを基に考案しました。
「コーフ(Korf)」はオランダ語で、「バスケット(籠)」を意味します。

現在はヨーロッパを中心に世界67カ国で屋内、または屋外競技として普及しており、1933年に設立された国際コーフボール連盟(IKF/International Korfball Federation)が各国の関連団体を統轄しています。
国際大会として4年ごとに世界選手権が開催されるほか、ワールドゲームズやアジア選手権、香港トーナメント(毎年6月)などが行われています。

日本では1991年、男女混合で行える独特のスポーツとしての価値を認めた江橋慎四郎氏(現日本コーフボール協会・名誉会長)が東京で開催した講習会が普及の始まりです。

講師に台湾師範大学の方瑞民氏が招待され、東京のYMCA社会体育専門学校を会場に行われました。同年、日本コーフボール協会が設立され広がっています。

コーフボールの特徴

コーフボールの大きな特徴は男女混合(1チーム男女各4人の計8人)で行う点です。
バスケットボールに似ていますが、ドリブル禁止のためパス中心のゲーム展開になります。
基本のゲームは前後半30分ずつで間にハーフタイム10分をはさみます。
ただし、大会によって異なる場合もあります。

ゴールの周り360度どこからでもシュートが打てるので、スペースの使い方がポイントになります。

ドリブルが禁止されているので、頭を上げてパスを出す相手をしっかり探せるため、「空間的知覚」を学習する教材にも適しています。

簡単なルール

  • ドリブルは禁止。(パス主体のゲーム展開)
  • ボール持ってから移動できるのは2歩まで。
  • シュートはどこからでも打つことができるが、どこから打っても得点は1ポイント。
  • 試合は男女混合で行うが、異性をマークすることは禁止。
  • 接触プレーは禁止。
  • ディフェンスが至近距離にいるときにシュートを打つと、オフェンスは「ディフェンド」という反則になる。 至近距離の判断は、ディフェンスが伸ばした手がオフェンスの胸元に届くほどの距離です。

参考動画